低血糖症
低血糖発作の初期は、生あくび、冷汗、動悸などの自覚症状にも気づかず、原因不明のまま放置され意識障害などで緊急搬送されて、初めて病気が発覚することもあります。
また食事後またはグルコースに反応し、膵臓のランゲルハンス島β細胞より、インスリンが過剰に産生され時間経過とともに血糖値が70~30以下まで低下し低血糖症状を引きおこしてしまいます。糖尿病とは正反対の希少疾患です。
写真 リブレ
ご家族が入園・入学等で困っていたこと
高インスリン性低血糖症の病気説明書完成
グラフは、持続性血糖値測定器で調べた24時間血糖値の動きです。
〇で囲まれた深夜・早朝と夕食前の時間に、70以下の低血糖が連日続き薬で管理していても、この状態では油断できません。
反応性の場合、2時間程度で25以下まで低下すると意識喪失することもあります。
正常な人の値は、空腹時血糖値70以上です。
低血糖は気が抜けない
発作初期は、生あくび、冷汗、動悸などの自覚症状
重度の場合 意識喪失し命にかかわることも。
脳のエネルギーはブドウ糖
脳はブドウ糖しかエネルギーにできなく消費量は20%を使用すると言われ、不足するとアドレナリンにより交感神経に働き、震えなどの症状で知らせてくれている。
過剰に恐れず、適切な対応が大切
図 (3/13 日常に潜む低血糖症 講演会資料から 産業医大提供)
膵臓の働き
膵臓の働きはたべものの消化・吸収を助ける消化酵素をつくる役割の外分泌と、血糖を下げるホルモンのインスリン、血糖を上げるホルモンのグルカゴンをバランスよく分泌し血糖を制御する内分泌系臓器です。
消化酵素が過剰すぎると、膵炎という臓器そのものを溶かしてしまう病気になります。
また、インスリンの分泌が少なくなり高血糖になる病気が糖尿病です。また腸で吸収された糖は血液により体のエネルギ源として供給されるとともに肝臓にも蓄えていきます。
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膵島細胞症の会
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